脊椎・脊髄・末梢神経

腰椎のみならず、頚椎、胸椎、四肢の末梢神経から生じる、手足のしびれ、痛み、脱力はもとより、頚部痛、背部痛、腰痛、歩行困難などさまざまな症状が対象となります。問診の後、レントゲン撮影、CT、MRIなどで検査を行い、その日のうちに結果を確認して診断します。

具体的な対象疾患は、椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、脊椎靱帯骨化症(後縦靱帯骨化症、前縦靱帯骨化症、黄色靱帯骨化症)、不安定性脊椎症(頚椎、腰椎)、脊椎すべり症(頚椎、腰椎)、腰椎分離症、脊髄空洞症、アーノルド・キアリ奇形、脊髄腫瘍(脊髄髄内腫瘍、硬膜内髄外腫瘍、硬膜外腫瘍)、脊椎腫瘍(原発性、転移性)、末梢神経絞扼性疾患(手根管症候群、肘部管症候群、足根管症候群)、梨状筋症候群、上殿部神経症候群など、多岐にわたります。

必要に応じて外科治療にも対応しています。
脊椎に対する外科治療は大きく分けて3種類あります。脊髄、神経を圧迫している椎間板、骨などを削って圧迫を減じる減圧術、変形、不安定性などにて脊柱としての支持構造が損なわれている場合に行われる固定術、病巣そのものを切除する摘出術です。それぞれの病変に応じて手術方法を選択、組み合わせて最良の外科治療を提供します。加えて、脊髄、神経に損傷を加えないように、顕微鏡、内視鏡などを使用して、手術操作には細心の注意を払っています。小切開、低侵襲の外科治療にも以前から積極的に取り組んでおり、手術後の疼痛、運動障害などが最小限で済むように心がけています。

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