頭蓋底外科センター
頭蓋底外科センターは主に、頭蓋底腫瘍の手術をするセンターです。
頭蓋底腫瘍というのは、文字通り、頭蓋の底にできる腫瘍のことで、主に髄膜種、神経鞘腫(多くは聴神経腫瘍)、下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫、類上皮腫といった良性腫瘍がほとんどです。
顕微鏡での手術の他に、内視鏡での手術(神経内視鏡センター)も行います。小さな腫瘍にはガンマナイフでの治療も行っています(ガンマナイフセンター)。
頭蓋底腫瘍は奥深いところにあり、特殊な技術がなければ手術が困難なものです。当センターでは、頭蓋底手術の特殊な技術を習得した専門医が手術にあたっています。
頭蓋底外科センターの各部門
頭蓋底腫瘍、脳実質外腫瘍、良性腫瘍部門 (髄膜腫、神経鞘腫、聴神経腫瘍など) | 瀬尾善宣、原敬二、石渡規生、旭山聞昭、大竹安史 |
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神経内視鏡・下垂体センター | 御神本雅亮、野村亮太、石渡規生、旭山 聞昭 |
ガンマナイフセンター | 高梨正美、佐藤憲市 |
診療実績
手術件数は診療実績をご確認ください。
病気の説明
髄膜種とは、硬膜という頭蓋骨の内側にくっついている膜から発生する腫瘍で、脳を外側から圧迫する腫瘍です。腫瘍を取れば、圧迫されていた脳は膨らんできます。
神経鞘腫とは、神経を包んでいる鞘から発生した腫瘍です。最も多い聴神経(前庭神経)からのものは、聴神経腫瘍とも呼ばれます。最近10年の成績では、手術による顔面神経麻痺は0%、聴力温存率は約45%です。
ご相談・お問い合わせ
頭蓋底外科センターに関してご不明なこと、ご相談したいことがあれば遠慮なくお問い合わせください。
2019年9月2日更新
センター長
瀬尾 善宣